Windows 8  
疑問 Windows 8のマルチインストールディスクは可能なのだろうか?

 EI.cfgを追加する方法!


調査 2012年8月16日(日本時間)にWindows 8がMSDM, Technetに公開されました。
Windows 8の無印(Core Edition)とProfessinal Editionのインストールディスクは同じものですが、インストールの途中で各エディションを選択する事ができません。
インストール途中で必ずプロダクトキーを入力する必要があり、プロダクトキーによりインストールするエディションを判別している模様です。

 
 
 
 インストール途中で必ずプロダクトキーの入力が必要で、各エディションを選択できません。


そこで、Windows 8でのマルチインストールディスクの方法を調査しました。
海外からの情報によるとEI.cfgファイルをインストールディスクの"sources"フォルダーに追加すると良いとのこと。
EI.cfgファイルの中身はテキストデータで以下の様な書式になります。

例:Windows 8 Enterprise Editionの場合

[EditionID]
Enterprise

[Channel]
Volume

[VL]
1

[EditionID]でインストールするエディションを自動選択しますので、ここを空白にします。
[Channel]と[VL]は基本的にはインストールする種類(Retail, 0)に書き換える方が良いですが、書き換えなくても大方問題はありません。
[Channel]にてEULA(end-user license agreements, 使用許諾契約書)を表示しますが、無印(Core Edition)とProfessinal Edition共にインストールディスク内の"..\sources\install.wim"内に"_Default", "OEM", "Volume"のEULAが準備されています。


[EditionID]

[Channel]
Volume

[VL]
1

実際にインストールディスクの"sources"フォルダーにEI.cfgファイルを追加してインストールしてみます。
 
 
 
 ↑エディションが選択できるようになりました。今回は無印を選択してみます。
  
 
 
 
 
 
 ↑ここでプロダクトキーの入力を求められます。今回は"スキップ"を選択します。
  
 
 
 
 
 
 無事、インストールが終了しました。


<補足1>
Enterprise Editionも含めたマルチインストールディスクを作成してみました。
Windows7用のAIKの"imageX.exe"を利用します。(ダウンロード先はここ。)
詳細は割愛しますが、imagex.exe /export <Enterpriseのinstall.wimのパス> 1 <無印&Proのinstall.wimのパス> <イメージの識別子> の様に使用します。
但し、EI.cfgファイルについてはEnterpriseの評価版も一緒にまとめた為、以下の様にしました。
Enterpriseの評価版はEULA(end-user license agreements, 使用許諾契約書)が評価版用のものしかなく、上述のEI.cfgファイルでは途中で止まってしまいました。


[EditionID]

[Channel]
eval

[VL]
0

 
 
 
  問題なく選択できる様になりました。
  インストール結果は以下の通り。
 
 
 
 


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